ロシア政府が『極東ロシア開発国家プロジェクト』の策定に向けて動き出していることがわかりました。「ドシチ」が伝えています。
同プロジェクトは2025年まで極東地域のインフラ整備を強化していくことなどを想定しています。
具体的には極東に新たな航空会社を創立したり、住宅施設の大々的なリノベーションなどです。
(画像はドシチより)
極東・北極圏開発省に提出された計画案によると、同地域の住宅環境はロシア国内の他の地域の3倍以上悪く、住宅そのものに関する事故や劣悪な環境、古家などの多さが顕著とのことです。
こうしたインフラの改善を行っていくため、建築などのインフラ関連企業に助成金を提供していく方針です。
ロシアは外交的には中国との連携を強化し、対アメリカを意識しながら共同で軍事演習等を開催していますが、極東地域では希薄なロシア人の人口分布に対し、出稼ぎなどで居住する中国人の人口や中国系企業による投資が増加している現実に懸念の声も上がっています。
極東地方はロシア国内で唯一地方向けに個別の国家プロジェクトが存在する地域で、プーチン大統領が同プロジェクトの立ち上げを行いました。
