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ロシアニュース:国際人権団体「ロシアにはネットの自由がない」。懸念される今後の情報統制

国際人権擁護団体「Freedom House」は2019年度の世界のインターネットの自由度を調査し、ロシアは「ネットの自由度がない国」と認定しました。インタファクス通信が伝えています。

 

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(画像はインタファクス通信より)

 

同団体は世界のネット人口の87%を合計でカバーする65か国の”ネット自由度”を数値化しました。

 

そのうち、ロシアのネット自由度は基準値100のうち31点(数値が高いほど自由度が大きい)で、旧ソ連諸国で同様の結果が出た国は、ウズベキスタン(26),カザフスタン(32),ベラルーシ(35)などの独裁国家でした。

 

逆に自由度の大きい国はジョージア(75)、エストニア(94)などでした。世界では、中国が最低の10点、アイスランドが最高の95点でした。

 

19年11月にロシアでは情報とインターネットの規制に関する法律が改正されました。ロシア国内のインターネットの「安全を確保し、外部攻撃に即応可能な体制を強化する」との名目で、緊急時に国外のサイトへのアクセスを遮断できる権利を通信監督局に付与するというものです。今後、ロシア政府によるインターネット管理の一元化が強化されるのではないかと、国内外から強く懸念されています。