ロシアでSNS上に投稿した動画の内容が、同性愛に関する法律に違反するとして、動画の製作者らが訴えられました。
今年9月、ロシア下院のトルストイ副議長は「Real Talk」と呼ばれるユーチューブの動画チャンネルが「未成年に対して同性愛を宣伝している」として、内務省と通信監督局に通報しました。イズベスチヤが伝えています。
動画の一つでは、10~13歳の子供たちが成人の同性愛者らや異性装のタレントらと話し合っている様子が映されていました。後にこのチャンネルは通信監督局により閉鎖されました。
リベラル派メディア「ドシチ」によると、国務省の職員らが動画の撮影場所や関係者らを特定し、送検したとのことです。
動画では、「なぜロシアでは同性愛婚が禁止されているのか」「なぜロシアでは同性愛が悪いのか」などをテーマに話し合われていましたが、こうした投稿に対しトルストイ氏はモラルに反していると主張しています。
プーチン政権下では、公共の場でや未成年に対して同性愛を宣伝することは法律上禁止されており、欧米諸国から批判を受けています。
