日頃からロシア語の受講生さんと能力検定試験3級や2級の過去問を一緒に勉強することが多いですが、「和文露訳」の添削をして毎回感じることは、簡単な単語や表現であっても、いわゆる「ポカミス」が非常に目立つということです。単純なミスの典型例として、
●時制の間違い
●スペルミス
●訳抜け
などです。
「時制の間違い」とは、例えば、和文では「復習をしていました」と過去形で書いてあるのに、ロシア語に翻訳するときに、「я делаю урок. 」と、わざわざ現在形の変化で回答してしまうという間違いです。
次に、スペルミスとは綴りを間違えるということです。братをвратと書いてしまうなどです。
また、訳抜けとは、単純に和文で書いてある日本語の単語を訳し忘れているということです。例えば、「彼は美しく頭の良い女性と結婚した」を翻訳するときに「美しく」という単語を訳し忘れてしまうというポカミスです。
このようなミスは誰がどの観点から見ても間違いですので、試験の採点官側からしてみれば、自信をもってバツをつけることができるため、かなり注目してみているはずです。
検定試験でできるだけ高い点数を取ろうと思った場合、これから新しい単語を沢山詰め込むより、こういった初歩的な「ポカミス」をいかに多く防ぐかということに焦点を当てて練習した方が、短期的に点数が上がっていきます。
まずは基礎的な知識をもう一度丁寧にブラシュアップし、それが終わってから新しい単語や表現法、新しい問題集に移行することが重要です。
以上です。
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