ロシア語能力検定試験の2級や1級、ТРКИの2級以上などは、それまでの級に比べて急に難化するので、とにかく挫折しやすいです。これらの試験に合格する人は、ある程度ロシア語歴が長く、初めて過去問を解いた時には既に多くの単語を知っていて、余裕があることが多いです。
勿論、初中級の段階で2級を目指すことは素晴らしいことですが、「何としてでも今年中に!」と気持ちが焦っていると、心が折れやすくなります。
受験勉強だと思って不安や焦りのあまり、突貫工事のように試験までの残日数を気にしていても楽しくはありません。
逆に過去問は「語学力を底上げしてくれる知識の宝箱」だと思って活用していくと、モチベーションは上がります。
私自身は23歳の時に能力検定2級を受験しましたが、合格にこだわっていたわけではなく、過去問を解いていると新しい文法知識や単語が学べるので、何となく楽しくて勉強している感覚でした。
例えば、露文和訳や和文露訳のパートでは、面白い表現方法を見つけると、ノートに例文を写して、自分の一般的なロシア語学習の糧として暗記するということをしていました。ですので、全くもって試験本番は緊張しなかったのを覚えています。
過去問を1問ずつ丁寧に仕上げ、知らない単語を地道に拾い上げたり、文章を音読したりしていけば、今年合格でも不合格でも、過去問に真剣に取り組む人は、結果として必ずロシア語のレベルは高次元になっていきます。
露検は大学受験とは違って、毎年リベンジが可能です。是非過去問を楽しんでいただければと思います!
以上です。
本日もありがとうございました!
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