現役ロシア語講師によるロシア語勉強法

~ロシア語ガチ勢のためのブログ~

自分の作るロシア語の文章が何年たっても下手なままです・・(ロシア語生徒さんからの質問 NO.46)

私は現在、23名の方にロシア語をオンラインと対面方式でほぼ毎日教えております。その中で、受講生さん達から日々質問を受けます。その中の一部をこれより定期的に配信していきます!あなたのロシア語学習の一助、最低でも励みになれれば幸いです。

ロシア語生徒さんからの質問 NO.46

 

質問:演習用テキストなどでの「和文露訳」問題で、何年たっても自分の回答を模範解答例に近づけることができません。

 

🚩回答:目標にするのであれば、模範解答例の文章に近づけることに意識しすぎる必要はないです。


最も注意すべきことは、とにかくスペルミスをなくすこと、文法を間違えないことです。特に文法では、動詞の

●時制(過去/現在/未来)

●不完了体/完了体の選択

●正しい現在変化と過去変化

 

文脈に応じた形容詞や名詞の適切な格変化、前置詞の後の適切な格変化の選択(例えば、без+生格など)のごくごく基本的な文法を着実に押さえることが一番重要です。

 

なぜならば、採点官は恐らく、スマートでネイティブチックなロシア語を期待しているわけではなく、いかに文法上の誤りを犯していない無難な文章を書いてくるのかを評価するからです。

 

スマートでネイティブチックなロシア語を書ける受験者はもともと相当少なく、全受験生の全体を考慮したうえでの評価が難しいからです。

 

いずれにせよ、和文露訳の場数を踏む必要があります。すぐに答えに頼らずに、まずは「ああでもない、こうでもない」と頭を捻りながら自分なりの回答を曲がりなりにも作り上げ、「点数をもらえるほどの程度」かどうかをネイティブかロシア語がわかる先輩に尋ねる作業を反復することがお勧めです。

 

この訓練の中で、自分の作るロシア語のレベルがどの程度適切なのか、その微妙なグラデーションが分かっていきます。

 

次にスマートなロシア語を目指すのであれば、とにかく模範解答例を沢山暗記し、また、日頃からロシア語の文章に当たっていく中で、気になった例文を拾い上げ、暗記用ノートに書き上げ、ひたすら丸暗記していくことをお勧めいたします。

 

以上です。

本日もどうもありがとうございました!

※現在、ロシア語の受講生様を追加募集しております ↓↓↓