検定試験1,2級の「露文和訳」に歯が立たないというコメントが多いです。
確かに日常生活とは少し離れたアカデミックな内容が多いので、最初は見慣れないことがあるとは思います。
ですが、1,2級にも出題傾向やクセはあります。
例えば、環境や動植物の生態に関する記述だと、
●достигать до~(~に達する)
●обитать (生息する)
人口動態や経済などのデータの話だと、
●показатель(数値)、
●насчитываться (~という数になる)、
●вырасти (成長する・増える)
などの単語がかなりの高頻度で出題されています。
『露文和訳』は知っている単語が多いほど単純に解きやすくなります。なぜなら、知っている語彙が多いほど、文章の話題の中で筆者が言いたい内容がより具体的に推測がつきやすくなるからです。
逆に知らない単語ばかりだと、そもそもその長文の主題さえも理解できないということになってしまいます。
できるだけ多くの過去問の場数を踏んでいけば、それだけ見たことのある単語が増えていくため、検定試験における和訳力の実力なり点数は自然と上がっていきます。
3級合格の次のステップとしての2級がスムーズに解ける人はほぼいません。
最初は分からないのは当然ですので、焦らず過去問を一個一個倒すことで着実な成長を目指していければと思います。