エジプトとの共同軍事演習のため、ロシア軍兵士ら数百人がカイロ郊外の基地に到着したとインタファクス通信が伝えました。
ミサイル防衛(防空)分野での軍事演習が予定されていて、両国間では初の演習とのことです。
ロシアからは南部軍管区が参加する予定で、熱帯の環境下における戦闘を想定した演習も予定されています。
エジプトはロシアの軍事技術部門の重要なパートナーの一つで、今後、ロシア製のミサイル防衛システムや自動小銃などのエジプトへの供給が見込まれています。
今月、ロシア南部のソチでは「ロシア・アフリカ首脳会談」が開催され、40か国以上のアフリカ諸国が参加しました。
プーチン大統領自らが出席し、今後のロシア・アフリカ諸国間の軍事物資や軍事技術供与に関する協定などについて話し合われました。近年、アフリカには中国が積極的に関与を強めていて、ロシアとしては中国に後れを取らないための戦略が必要だとの認識を持っています。
この他、ダイヤモンドやその他の天然資源採掘のための技術供与を通じて、アフリカの資源採掘利権を積極的に狙っていくものと思われています。