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ロシアニュース:プーチン大統領、最新型核兵器の開発に意欲を示す。

プーチン大統領は毎年恒例の国防省総大会で演説し、(米国との)軍備管理に関する新たな合意に意欲を示すとともに、「議論が進まない間は、ロシアは核兵器の開発を進める」と公表しました。コメルサント紙などが伝えています。

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リア・ノボスチ社より
米ロ間では新戦略兵器削減条約(新START)が現在、唯一の軍拡抑止策として機能していますが、2021年に期限切れになります。
 
ロシアは米国に条約の延長を求めていますが、トランプ政権は否定的な態度を示しています。
 
プーチン氏は演説で、ロシアの最新型極超音速ミサイル「アバンガルド」などを今後、戦略ミサイル軍に配備する用意があると発言、また米国がアジアや欧州で着実に配備を進める中距離ミサイルについても「動向を注視する必要がある」と主張しました。

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リア・ノボスチ社より
こうしたロシアを取り巻く軍事的脅威の増幅に注意を促すとともに、ロシア軍の軍事技術の進ちょく状況にも言及、今年1年で核兵器の最新鋭化が82%に到達したと評価したうえで、
 
「失敗が許されるチェスのお遊びでは済まされない、ロシアは強くなくてはならない」と述べました。

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コメルサント紙より