語学には色々な勉強法がありますが、あるロシア語の長文(や中文)をそのままノートに写す人もいます。いわゆる『写経』です。
私としてはお勧めもしないが勧めないわけでもないといったスタンスです。
もし写経するのであれば、
①その文章の「和訳」と「文法事項」をほぼ完ぺきに理解していること、
②1文を音読し頭で暗記してから、その1文をノートに写してチェックする
という方法をお勧めします。
他の事を考えながらの作業だったり、半分しか理解していないような文章を写したりしても、達成感だけが残り実力向上にはあまり寄与しません。
『写経』は1つの文章を書き終えるのに時間と労力がかかります。精神状態が安定していて、心身の疲れがない状態だとある程度は集中できそうですが、そうでない場合はいつのまにか、他の事を考えながら作業していたということも多くなってくるでしょう。
写経の代わりに『音読』を同じ文章で同じ時間をかけるのであれば、何回も回せるでしょう。リスニングの勉強にもなるし、口からロシア語が出やすくなる訓練にもなります。
一方で、音読は写経に比べて単語のスペルを鮮明に正確には覚えにくいという弱点もあります。そのため、音読をするときは特に新しい単語などは意識してスペルを目に焼き付けるという感覚でいると良いです。
以上です。
本日もどうもありがとうございました!
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