私は通常、だいたい15名の方にロシア語をオンラインと対面方式でほぼ毎日教えております。その中で、受講生さん達から日々質問を受けます。その中の一部をこれより定期的に配信していきます!あなたのロシア語学習の一助、最低でも励みになれれば幸いです。
質問NO.1 ロシア語は何を基軸に勉強していけばよいですか?
回答:
ロシア語は将来どう活かしたいかによって勉強法は異なります。
◆検定試験を受けたいのであれば、ひたすら過去問を解くことをおすすめします。
◆ネイティブとの会話や通訳であれば、単語や例文を常に日本語からロシア語に直す形での暗記をし、会話する相手をSNS上で見つけてお友達になることをおすすめします。
◆翻訳を目指すのであれば、プロの翻訳家の訳し方を真似しつつ、普段から日本語の新聞や小説を読み込み、日本語の語彙や表現方法を研鑽していくことをおすすめします。
どれを選んでも、第一歩は基礎文法の習得が大前提となります。
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質問NO.2 ロシア語の例文暗記の勉強方法・手順を具体的に教えてください。
回答:
おすすめのロシア語の例文暗記の学習ルーティンは以下の通りです。
①例文の意味(和訳)を正確に把握
↓
②例文の構造、文法事項を正確に把握
↓
③暗記して、ロシア語がそらで書けるか確認
↓
④暗記した例文がそらで3回、淀みなくスラスラ音読できるまで発音練習
④が終わったら、その例文は明日、1週間後に忘れても、全く問題ありません。忘れていたら、その都度①~④を繰り返すまでです。そのうちに、ロシア語が口から自由に出てくるようになります。
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質問NO.3 男性名詞の活動体の対格が生格と同形なのはなぜですか?
回答:
男性名詞は通常、主格と対格が同じ形です。そのため、文中においてどちらが主語(主格)で、どちらが目的語(対格)なのかを判別する必要があるからです。
もし活動体男性名詞の主格と対格が一致していた場合、例えば、
Отец любит сын.
という文があったとき、父が息子を愛しているのか、それとも息子が父を愛しているのかがわからなくなります。これを防ぐためです。
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質問NO.4 文の中では動詞の目的語は自分の好きなように格変化させても大丈夫ですか?
回答:
ダメです。ロシア語の「格変化」は日本語の「てにをは」に当たります。「私は彼は車に贈ります」という日本語は意味が通じないでしょう。
日本語が動詞を中心として、「誰が誰に何を贈る」というルールがあるのと同じく、ロシア語も「дарить+与格+対格:与に対を贈る」といった大切な語法があります。
この法則を無視して、自分の好きな格変化をさせてしまうと、ネイティブにロシア語が理解してもらえない可能性が出てきてしまいます。
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質問NO.4 文の中では動詞の目的語は自分の好きなように格変化させても大丈夫ですか?
回答:
ダメです。ロシア語の「格変化」は日本語の「てにをは」に当たります。「私は彼は車に贈ります」という日本語は意味が通じないでしょう。
日本語が動詞を中心として、「誰が誰に何を贈る」というルールがあるのと同じく、ロシア語も「дарить+与格+対格:与に対を贈る」といった大切な語法があります。
この法則を無視して、自分の好きな格変化をさせてしまうと、ネイティブにロシア語が理解してもらえない可能性が出てきてしまいます。
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質問NO.5 単語がなかなか覚えられません。
回答:
勉強を始めてから日が浅い人ほど、ロシア語そのものに馴れていないので、すぐに忘れやすいと思います。新しい単語は
①まず10~15回、単語の綴りを見ずに連続で意識を集中させながら発音します。
↓
②正確な綴りが書けるかノートに書いてチェックします。
↓
③再度、①を繰り返します。
↓
このルーティン作業をやっても、1週間後には忘れているでしょう。
その時はまた、①~③を機械的に繰り返していけば良いだけです。
そのうちロシア語のもつ法則性に徐々に気が付いていきますので、脳の記憶にそれらの関連性が強烈な印象として残っていくものが増えていき、覚えるスピードも速くなっていきます。逆に発音、音読していかないとそういった印象は小さいまま、埋もれていくものも多くなっていきます。
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