現役ロシア語講師によるロシア語勉強法

~ロシア語ガチ勢のためのブログ~

ロシア語の受講生様の追加募集をいたします。会話が上手になりたい、文法を勉強したいなど。

私は現在、26名のロシア語受講生様に教えております。

 

2024年2月現在、新たにロシア語を勉強したい方の追加募集をさせていただいております。

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ロシア語を勉強するメリット

ロシア語の勉強を始められる方のほとんどが必要性に駆られたというよりは、「ロシアが好き」という理由をもっておられます。あなたもきっと、ロシアが好き、もしくは少しでも興味があることでしょう。ロシア語が話せることのメリットは以下の通りです。

 

①あなたに対するロシア語のネイティブスピーカーからの信用度が格段に上がる。

②ロシアの濃い情報を誰よりも早く入手できる。

③ビジネスで活かすことができる。

 

①については、少しでもあなたがロシア語を口にしたり書いたりすることができるだけで、ロシアンネイティブは外国人であるあなたに親近感を覚えるようになります。

 

もともと、ロシア人は外国人に対する抵抗感や差別意識は低いですが、話す言語が異なるため、どうしても相互理解を深めるために時間がかかってしまいます。

 

ですが、あなたがロシア語を少しでも理解しているということを伝えるだけでも、あなたに対する信用度・親近感覚はぐっと上がっていきます

 

「同じ言語を話している=同胞」という感覚が無意識に育まれ、胸襟を開いた仲になることができるようになります。相手からしてみれば、外国人であるあなたにわざわざ英語を使わなくても済むので、何よりも、話しかけやすくなるのです。

 

世界中でロシア語を話せる人は極めて少ないですので、あなたがロシア語を話せると分かったとたんに、彼らは「どこで?」「どうして?」「何のために?ロシア語を勉強しているの?」と興味津々に聞いてくる可能性がとても高いです。このコミュニケーションから、友達関係が築きあがるケースも非常に多いです。

 

②ロシア人全体の英語レベルは日本人の英語レベルとだいたい同程度とよく言われます。”勉強はするが、実際に話せない” ”話すのに抵抗がある”という人が大部分です。

 

ロシアやウクライナ東部などでは社会全体がロシア語を中心として回っており、まだまだ英語が日常生活に根付いているとはとても言えません。

 

その分、多くの書物や雑誌、メディア記事、論文などはロシア語で理解し、情報収集する必要性が生じてきます。

 

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あなたは今後ロシア語でホットな情報を収集し、それを編集してブログやyou tubeなどで公開し、収益を得たりロシア分野での権威性を高めたりすることが可能となります。

 

上述で信用度の話をしましたが、ロシアの専門家を目指すのであれば、ロシア語を知っているのと知らないのとでは、信用度が大きく異なってくることは自明の理です。

 

③ビジネスであれば、例えば私の場合、ロシアやウクライナから輸入した物販を営んでおりますが、100%ロシア語のみを使用しております。英語ではないので、取引先の担当者たちは多くの細かい情報を私に気軽に送ってくれます

 

この他、翻訳やロシア語教授、通訳などといった道も開けてきます。

 

ロシア軍のウクライナ侵攻

2022年、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻して以来、ロシア・ウクライナ情勢は緊迫化しています。

 

戦争は悲惨な結果を多く出しますが、こういった情勢変化を経てロシア語は消滅していくのでしょうか?

 

勿論、戦争を引き起こしたロシア政府に対し、国際社会は今後その代償を求めていくことになるでしょう。ロシアの社会や経済が今後数年間にわたって特殊な形態を取っていくことは容易に想像できます。

 

ですが、ロシア人がロシア語を話すことを止めるということにはならず、ましては今まで育んできた豊かなロシア文化が消滅するということはあり得ません。

 

確かに経済的にロシアはしばらくの間、国際社会から排除される可能性はありますが、その代わりに日本を始めとする諸外国は、ロシアの政治や経済、庶民の暮らしの特殊な変化ぶりにますます注目していく可能性が高いでしょう。

 

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隣国という運命から、色んな側面でこれからもロシアとは付き合っていかなければならず、ロシアの政治・経済・文化・スポーツ、あらゆる情勢やニュースを追跡するためには、結局のところ、どうしてもロシア語を理解する人材が必要となってくるはずです。

 

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また、戦禍にあるウクライナ、その東部地方にはロシア語を母国語とする人も非常に多いです。今後は日本もウクライナからの避難民増加による新たなる国民の関心や問題提起、ウクライナ自体の戦後復興、文化保全、新たな戦争に関する研究や著書発表、これらの新しい試みがロシア語抜きして行うことができるでしょうか?



ほとんどの学習者がロシア語を話せないのが実態

私は外国語大学の学生時代から多くの同級生を見てきましたが、残念ながら、ほとんどの学生がロシア語の基礎中の基礎も話せない、文法がカオス状態という人がとても多いというのが実情です。

 

ロシア情勢に詳しい作家の佐藤優さんも、「日本におけるロシア語教育はまだまだ不十分」とコメントされています。

 

日本では英語を使った仕事の需要は多いですが、その分英語のエキスパートも非常に多いので、もしあなたが今から外国語に本腰を入れるなら、圧倒的にロシア語の分野で地位を固める方が得策といえるでしょう。

 

語学には正しい習得手順と学習法がある

何事にもまず「型」というものがあり、その分野をすでに習得している人に師事するのが世の常です。語学もまたしかりです。

 

我流・独学でいばらの暗夜を手探りで進むより、正しい道を教えてもらう方が時間的なコストと失敗のリスクを圧倒的に低減することができます。

 

こと語学においては、何よりもまず文法の習得が肝心です。最初から参考書のCDの発音をまねたり、辞書をやたらと多く引いたりする人がとても多いですが、それは間違いと言わざるをえません。

 

私の経験上、そういった人々は後に学び直すときに例外なく『文法』というスタートラインに結局は戻ってくるからです。

 

なぜ、文法が一番大事なのか?

『ニューエクスプレス』などの会話を重視した参考書では、CDを聞いてひたすら発音の練習をすることがメインとなります。「おはよう」「気分はどう?」などといった定型文ではとても有効でしょう。

 

ですが、挨拶文の暗記だけではその言語をマスターしたとは言えません。学習段階が上がるにつれ、より複雑な文を理解したり作成していかなければならないのです。

 

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参考書の「彼は学校まで歩いて行きました。」などといった文章をいくら暗唱しても、そこに文法や語法の理解が備わっていなければ応用は利きません。

 

例えば、上の文をロシア語で懸命に暗記したとしましょう。では次に、似た文章の「彼は会社まで歩いていきました。」という応用文を作り出すことはできるしょうか?

 

文章の”骨格”であり、”公式”でもある文法をきちんと勉強していないと、自ら文章を作ることはできないのです。

 

●多読・多聴しても能力があがらない理由

あなたが真っ先にすべきなのは、多読でも多聴でもありません。その基盤となる文法習得です。幼児期にロシア語を勉強し始めるのならば、多読・多聴も悪くはないでしょう。膨大な時間を掛けて、何度も軌道修正しながら覚えていくからです。

 

ですが、大人であるあなたが1日15分~1時間という限られた中でロシア語を習得するためには、文法という”公式”を覚えるほかに最速かつ有効な手立てがないのです。

 

文法習得が大切であることの証拠として、ロシア語が学べる大学・語学学校では例外なく、日本人教師による文法学習からすべてはスタートします。しかも、その文法の効率的な習得のために、学習要項はある程度確立されています。

 

こうした理由から、私の1対1の授業ではこの文法習得に比重を置き、将来的に受講生様が自ら文章を組み立て、自立して会話できるようサポートしております。

 

ネイティブより日本人から学ぶべき理由

あなたが日本人であるならば、ネイティブよりも日本人からロシア語を学んだ方が得策です。

 

確かにネイティブは発音が完璧だし、生の会話を実体験することができるため、最初からネイティブスピーカーに師事する人も多いです(そういう問い合わせも受けます)。

 

ですが、上記の通り、語学学習の根幹中の根幹は文法習得ですので、その文法の細かい指導をネイティブスピーカーができるかどうかという点が非常に疑問です。

 

逆の場合を考えてみてください。仮にあなたが英語も日本語もわからないロシア人に日本語を教えることになった場合、そのロシア人に日本語の文法を確立された文法学習要項に則って教えることはできるでしょうか? 

 

おそらく不可能でしょう。多くの日本人が「サ行変格活用」とか「連用形」などの日本語文法が説明できない(しかも外国語で)のとまったく同じく、多くのロシア語ネイティブスピーカーはロシア語の体系的な文法がわからないないのです。

 

また、実際に体験してみたらわかりますが、微妙なニュアンスの違いを説明すべき文法個所も多く存在するので、日本人はやはり同じ母国語を話す日本人から外国語の文法を教わった方が確実なのです。

 

あなたがロシア語の文法学習を中途半端に終えたままネイティブに指導を仰ぎ続けても、習得できるのは挨拶文と多少のリスニング力で、文法知識をテコにしたより複雑な文章の作成能力の向上はあまり見込めないでしょう。

 

私の授業の特徴

初回1時間分は無料

初回1時間分は無料とさせていただきます。現在のところ、既にご一緒に勉強することを概ね決めてくださいました方を対象にほとんどオリエンテーションという形で、レッスンの時間帯や勉強の進め方、語学レベルなどを確認するための時間とさせていただいております(※ですが、体験授業の後に必ず受講しなければならないというわけではございません)。

 

レベル別に合わせた指導

初心者の方はロシア語で使われる独特なアルファベットから、中・上級者の方は検定試験の準備、会話の練習、などマンツーマン指導ならではの細かいニーズに合わせた指導が可能です。

 

アクティブ・ラーニング重視

ご存じの通り、アクティブ・ラーニングとは、教わる側が積極的に発言したり書いたりする授業形態のことを言います。

私の授業では復習の意味もふまえて、「~はロシア語で何というでしょう?」など、受講生様に発言していただく機会をできるだけ多く設けるようにしております。

 

また、日本人がどうしても陥りがちな「読む・聴く」を中心としたパッシブな語学勉強ではなく、「日本語→ロシア語」というよりアクティブな語学学習に力を注いでおります。

 

上述の通り、ロシア語学習者のほとんどが、基本的な会話さえも出来ないのが実情です。こうした中、会話上達のノウハウをしっかり詰め込んだ授業を行います。

 

発音・イントネーションも重視

残念ながら、通訳のプロでさえも発音やイントネーションが間違っておられる方も非常に多いのがロシア語の難点でもあります。

私が大学4年間ロシア語ネイティブのプロの教師やその他のネイティブスピーカーから受けた直伝の指導や、自身の過去の2度の弁論大会優勝に導いたノウハウをそのままお伝えいたします。

 

確認テストの実施

ご希望に応じて、前回学んで頂いた分のテストを毎回授業の始めに実施しております。ほとんどの場合、単語であっても文章であっても、『日本語からロシア語に訳す』というアクティブな語学学習をあくまでも重視しております。

 

受講生様からの評価

●「先生は何が起きても、絶対に怒ったりイライラすることが無くとても穏やかなので、安心して授業に臨めます」

●「私のようなレベルが低くて覚えが悪い人でも、とことん進度を合わせてくれます」

●「予備校の先生にありがちな、マウント取りや相手を馬鹿にするような態度は絶対にされません」

●「余談も多いですが、ためになる話も多いです。」

 

 料金等の諸条件

◆教材費用:無料(すべてこちらで準備いたします)

 

◆料金:1週間に1回(90分)で3,350円。基本的には曜日と時間帯は毎週、固定となります。

              

◆事務手数料:1か月当たり300円。(ZOOM有料版使用料等として)

 

◆初回の1時間分は無料。

 

◆入会手数料:なし。

 

◆月々のお支払:ゆうちょ銀行口座へのお振込み。当月に行った授業時間の合計を算出し、翌月にお支払いいただく後払い形式となります。

 

◆1対1のオンライン授業:ZOOM・スカイプなどの無料通話サービスを使っての授業となります。機能性から、ZOOMのご利用をおすすめいたします。

 

◆授業の曜日のキャンセルにかかるキャンセル料は特には発生いたしませんが、緊急時以外での欠席はなるべくお控えいただきますよう、お願いしております。(※現在は月に最低3回以上の授業(料)をお願いしております。)

 

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ZOOMの「ホワイトボード機能」を使った実際の授業内容

 




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受講生様が解いた単語確認テスト

◆利用している独自教材例

*『文法ドリル問題集 約700問』(初心者向け教材):

単語の発音や名詞の複数形への変換から始まり、それ以降の文法事項を含んだ例文の和訳・露訳・格変化の基礎トレーニングを鍛錬します。

 

*『和文露訳ドリル 約600問』(中・上級者向け教材):

日本語の例文をひたすらロシア語に訳し、その過程で「動詞の接頭辞」や「語彙の派生単語」「言い回し表現」「不完了体・完了体の違い」の鍛錬を図ります。

 

*『リスニングおよび、露文和訳・長文読解』(中・上級者向け教材):

ロシア語の長文のリスニングを通じて、最終的には原文テキストを徹底的に理詰めで精読します。

 

*ロシア語能力検定試験やТРКИの各級の過去問の学習支援も行っております。

 

*その他、添削も行っております。オンラインでのレッスンではなく、メールを通じた文通方式での和文露訳、露文和訳のご希望についても相談を受け付けております。(下、実際のやり取りの例です。)

 



 

◆時間帯:2024年2月現在、以下の時間帯がご利用いただけます。

(※お問い合わせがある度に変動しておりますので、あくまでも目安です。)

 

●月: 10:30~16:00 / 19:00~20:30 /  翌00:00~翌1:00

●火: 9:30~17:00 / 20:00~翌1:00

●水: 12:00~19:00 / 22:30~翌1:00

●木: 8:00~16:00 / 22:30~翌1:00

●金: 8:00~15:30

●土: 13:30~20:30 

●日: 9:00~13:00(第3.4.5のみ) / 21:30~翌1:00 

 

本件に関するご質問を受け付けております。お気軽にお申し付けください。

bufua804@yahoo.co.jp 

 

返信は翌日になることも多くあります。ご了承いただければ幸いです。

中島まで、お送りくださいませ。