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ロシアニュース:ロシア、ウクライナ政府の「ネオナチ」支持を批判

ウクライナがロシアとの国境付近の町に同国の民族主義運動の指導者の記念碑を建立しようとしているとしてロシア側が反発を強めています。

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リア・ノヴォスチより

リア・ノヴォスチ社によると、ロシアとの国境から40kmほどの距離に位置する都市の市長らが、ウクライナで英雄視されているステパン・バンデーラの立像を建設する計画を立てているとのことです。

 

バンデーラは第二次大戦期に独ソ両国に対する徹底抗戦とテロリズムを唱えた国粋主義者でウクライナ民族主義組織(OUN)の指導者です。

 

ウクライナ国内では2014年の政変、ロシアによるクリミア編入後にバンデーラへの再評価が加速しました。

 

ロシア側は反対にOUNを「ネオナチズム」「ファシスト」として危険視しており、同組織が1943年にポーランド住民を虐殺した歴史などを有することなどを理由にロシア国内での同組織の活動を法律で禁じています。

 

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リア・ノヴォスチより

ロシア上院のモロゾフ議員は記念碑建立計画について「ナチスに命を奪われた人々に対する侮辱である」と酷評したうえで、「記念碑は1日として立ち続けないだろう」と述べました。

 

またロシア外務省も「ウクライナ政府がネオナチズムを支持していることに憂慮している」と発表しました。

 

これより前、ナチスによるユダヤ人大量虐殺と深い縁のあるイスラエルとポーランドの各大使がウクライナ国内のOUNに対する神聖視の機運が高まっていることに対し、懸念を表明していました。

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今回の記念碑建設を計画している市長らによると、バンデーラ像はクリミア半島の方向にあるロシアとの国境を見るように顔が向けられる予定であるとのことです。