ロシア最西部の都市ブリャンスクで、自身のSNSのページに日本のアニメのポルノ画像を掲載したとして、1人の女性が3年間の禁固刑を言い渡されました。エコーモスクワなどが伝えています。
女性はロシアのSNSサイト”フ・コンタクチェ”に「ミシェル」というペンネームで活動していて、日本のマンガに登場する14歳に満たない男性の裸のキャラクターを掲載していたため、2018年に刑事事件(児童ポルノ拡散の容疑)として立件されました。
女性はその後、医師として務めていた小児病院から解雇されました。ただ、モスクワのLGBTコミュニティーセンターの法務担当者によると、女性は性同一性障害を抱えており、現在行っているホルモン療法が拘置所では手続き上継続できないため、元来抱えている他の病気の慢性化が懸念されるとのことです。
さらに、訴状ではミシェルは「男性」となっているため、男性用の拘置所に送られる可能性があるとのことです。
ロシアでは、未成年者に関連するポルノ画像や同性愛を公共の場で拡散したり、宣伝したりすることは法律で禁止されています。また、ネット上で国家や政治家、ロシア正教を侮辱する内容を書き込んだ場合でも、反則金が課されるケースがあります。