米国の連邦捜査局(FBI)は、「老け顔アプリ」として有名なFaceAppなど複数のロシア産アプリに情報に関する安全保障上の脅威があると発表しました。インターファクス通信が伝えています。
(画像はThe Moscow Timesより )
米国の"The Hill"によると、FBIの関係者の話として、「FaceAppなどロシアで開発される全ての携帯用アプリケーションが潜在的に安全保障上の脅威となりうる。アプリが集めた情報はロシア政府がアクセス可能な仕組みになりうる。」ということです。
同国のシューマー上院議員は今週月曜日、下院議会でFaceAppの即時削除を米国民に呼びかけました。
ロシアでは昨日、ロシア製のソフトウェアを搭載していない携帯電話の販売を禁止するための法改正が可決されました。
また先月、同国最大規模のIT企業”ヤンデックス”の組織内部に政府との関係の深い基金団体が設立されました。プーチン政権下では今後、こうした国家による情報管理の流れが加速していくものと思われます。
