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中島です。
前回に引き続き、世界(国際)情勢に関するクイズを書きたいと思います。公務員試験や就職試験、SPI等の時事問題対策の一助になれれば幸いです。情報元は日経新聞や読売新聞です。
今回は前回までとは趣向を変えて、内容をなるべく簡潔にしたいと思います。問題は選択形式で、解答と解説は一問ずつ各関連写真の下に記載しております。
(問題編1)
(1) イタリアのコンテ政権に対し、EUが反発している事柄は何か。
(A) イタリアの財政赤字問題
(B) 英国に次ぐ、EU離脱問題
(C) NATO離脱問題
(コンテ首相 2018年6月~ ロイター通信より)
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(解答・解説)
(1) (A)
●EUは欧州債務危機が顕在化して以降、加盟国の過剰な財政赤字を未然に防止するために各国の財政事情に目を光らせています。
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●しかし、2018年6月に発足したコンテ政権は大衆迎合主義(ポピュリズム)の色が濃く、歳出拡大への実行に踏み切ろうとしています。具体的には、公約である貧困層への社会保障充実、企業への大型減税などです。
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●同政権のバラマキ政策に対し、イタリアの債務拡大を危惧するEUが反発しています。今後EUはイタリアに予算の大幅な修正を求める可能性があります。
(問題編2)
(1) 中東地域でイランが特に、批判を強めている国はどこか。
(A) インド
(B) シリア
(C) サウジアラビア
(イランのロウハニ大統領 THE WALL STREET JOURNAL)
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(解答・解説)
(1) (C)
●サウジアラビアはイスラム教スンニ派の盟主を自称しています。一方、イランはシーア派の地域大国です。つまり大雑把にいうと、宗派を異にする地域大国どうしのライバル争いという構図ができています。両国は2016年に断交しました。
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●サウジは、イランがサウジ国内の反体制派やアラブ諸国のシーア派を支援していると批判しています。また、イエメンで起きている内戦は暫定政権を支援するサウジと、シーア派武装勢力を支援するイランとの間の「代理戦争」と呼ばれています。
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●9月にイラン南西部で起きたテロで、同国は非難の矛先をサウジと米国に向けました。このように、中東の両国はお互いに反目を強めています。