現役ロシア語講師によるロシア語勉強法

~ロシア語ガチ勢のためのブログ~

「ロシア語の勉強のやる気が出ない」のは普通。まずは壁の低い課題を自分に設定してとにかく継続しよう。

 

こんにちは!

季節を問わず「ロシア語のやる気が最近出ない」という声が方々から聞こえてきます。

 

経験上、「やる気」が出る出ないを判断基準に語学の勉強を図ると、多くの場合、やらない方向へどんどん転がり落ちていきます。

 

どんなことでも、途中で嫌気がさしたり倦怠が訪れたりすることは必ずあるものだと思っています。

 

「ロシア語は面白いから始めた」というきっかけは大切なことですが、ある時を境に「上達のためには続けなければならない」というフェーズに感情を切り替えていく必要があります。

 

「面倒くさい」という感情の方に支配される時間の方が圧倒的に多いと思います。でも社会の大部分の人は毎日こう思いながら何かに従事しています。

 

仏教には「心の師となるとも心を師とせざれ」という言葉がありますが、自分の心に左右されると上手くいかないという格言です。

 

何をとっても、自分は「基本は面倒くさがりだ」ということをまずは意識し、乗り越えられそうな低い課題、例えば「毎日10分は音読か単語の暗記を必ずする」と決め、嫌な日も楽な日も、心に従うことなく、淡々と粛々と机に向かってただ課題を継続していくことが大きな自信につながるし、また、不思議なことにやる気が段々と生まれることが多くなります。