こんにちは! ロシア語講師の中島です。
あるロシア語の例文やフレーズを見たときに、それが和訳できたとしても油断大敵です。
仮にもしその例文が日本語で書いてあった場合に、逆に露訳できていたかどうかを意識してみてください。
もし、同じような文に翻訳できなかった場合は、そこまでの語学レベルに未だに到達していない、と私は基準を設けています。
例えば、
Морковь можно купить за 50 рублей.
という文を和訳できたとしても、では「人参は50ルーブルで買えます」という日本語を露訳できたかどうかを再度考えてみるということです。
もし、似たような文章を完成することができなければ、それは例文暗記用の教材として勉強になるはずです。
また、この逆翻訳の作業は細かい文法事項をよく気づかせてくれるという利点があります。
例えば、この ”за”は何のための за なのか、どうしてМорковьという対格の目的語が文の先頭の語順なのか、などという疑問を生じさせ、普段よりもよりロシア語の文法事項への問題意識がはっきりし、結果的に知識が深まるきっかけになっていきます。
以上です。
本日もどうもありがとうございました!
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