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中島です。
エストニア警察がスピード違反をした車のドライバーに対し、臓器のドナー登録を勧めるキャンペーンを始めたそうです。ロシアのインターファックス通信などが伝えています。
エストニア警察当局のSirle Loigo氏の話として、「速度制限違反をするドライバーの中には、説教や罰則しても懲りない人たちがいる。(ドナー登録を勧める)カード(下写真)を渡すのは、そういったドライバーたちに、自分の行動がどういった結果を引き起こすことになるのか、頭を冷やして考え直してもらうという目的がある」とのことです。
その上で、「もしドライバーが臆面もなくスピード違反を繰り返すような人であれば、万が一事故を起こした場合に自分の臓器や各組織を提供するという正式なドナー登録を勧める。」と述べました。
同氏によると、ドナー登録された臓器のうち、実際に提供されるケースは大部分が事故で死亡した人たちからとのことです。
崖っぷちを走る人生を送る人は、いつかその崖から落ちる。「もしそのドライバーが生前にドナー登録に関する意思表示をしないまま死亡した場合、臓器提供について苦しい判断を迫られるのは身近な人たちであり、心理的に辛い判断を遺族に負わせるのは理不尽だ。本人がドナー登録をすれば他の命を救うことになるかもしれない。」とも述べています。
(DELFIより)