ロシア語をわりと始めの方の段階から学ぶ人に対し、特に私が意識して、
①定型文の例文を覚えましょう。
②日本語からロシア語に翻訳する癖をつけましょう。
と言っているのは、多くの学習者が、とにかく簡単なロシア語の文を作るのを苦手としているからです。
例えば、
●これはどんな車ですか?
●これは誰の犬ですか?
●アントンはどんなおもちゃをもっていますか?
これらの3個の文は、初級文法書の最初の方に書かれているような内容ですが、中級者と思われそうな人でも訳すのに時間がかかったり、単純に訳せないケースも全く珍しくないからです。
「1つの文法事項につき、1個の例文を覚える」
これをベースにして、 例文を”音読”しながら”暗唱”し、「忘れる&覚える」を繰り返す。
この単純作業を1~2年間、凡事徹底する人(は稀ですが)は、必ず他の学習者と途方もない雲泥の差が付きます。
敢えて疑う必要はありません。