社内や官庁内から「ロシア語を勉強している人は君しかいないから、将来的にその部署に配置する予定だから、そのまま勉強してくれ」と言われた。
という方々がチラホラ出てくるようになりました。
将来のことなので、ロシア語の需要が今後伸びるか下がるは本当にわかりません。
(伸びる(縮小する)と断定している人はそもそも信用ならないのですが)。
ですが、もし今勉強をしていて、今後の人生においていつか必要になる可能性がある学習者は、翻訳専門などの一部を除き、「露文和訳」ではなく、とにかく日本語からロシア語に訳せる実力をつけるための勉強法を重視した方がよいと個人的に思います。
なぜなら、ロシア語の文章を日本語に訳せるパッシブな人は意外と多い一方で、ネイティブとコミュニケーションを取るためには、その逆のロシア語を自らアウトプットする力がどうしても必要だからです。
ロシア語学習者の中でも、このロシア語を自らアウトプットすることをとても苦手とする人はかなり多い印象です。
他の人が苦手としていて避けがちな勉強を続ける人ほど、将来的には求められる稀少な語学人材になれると思います。
ロシア語はそこ1年や3年で話せるようにはなりません。
20代の人は15年後、ミドル世代以降は5~10年後の未来に向けて、その時その時の情勢に心が流されずにどっしり構えて「丁寧にコツコツ」と将来に向けた努力を積み重ねていただけたら、人生のおおきな自信に必ず繋がるはずです。
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