お久しぶりです。中島です。
昨年2021年の10月のロシア語能力検定試験に受検された4人の生徒さんが全員合格されました! おめでとうございます!!
級別の結果は以下の通り
●4級:1名
●3級:1名
●2級:2名
本当に嬉しい限りで、感謝の気持ちです!!
点数結果は画像の通りです。(ご本人様たちの許可を得て掲載しております)
ある生徒さんによると、今回の試験は難化したようです。従来の3級試験のリスニングでは、とりあえず聞こえてきた単語を覚えておき、同じ単語を含む選択肢を選んでおけば正解になっていたようなのです。
ですが、今回は、ひっかけ問題というか、よりストーリーの中身を正確に理解しなければ解けなかった問題が多かったとのことでした。
2級および3級に関しては、共通して「和文露訳」「リスニング」の対策が自分でやりにくいという声をよく聞きます。
まずは直近の過去問をご一緒に解き、それが終わったら、私の自作の「和文露訳」対策の問題を解いていただいております。
リスニングや朗読に関しても上とほぼ同じやり方ですが、それ以前に、普段の私との授業では紙に書くというよりも、発声や音読、リスニングが授業の大部分を占めるため、もともと鍛えられる素地ができていたという感覚です。
イントネーションの間違いが多い
ロシア語は独学で勉強するのも全然ありだと思いますが、長年独学でされていた方に見られる大きな傾向としては、アクセントはともかく、イントネーションの間違いがかなり見られます。
ロシア語はイントネーションの抑揚の出し方によって、コミュニケーションの相手に驚嘆や疑問を示す言語なので、かなり重要な要素となってきます。
教科書や参考書で独学していると、普段よりこういった目に見ない学習が疎かになりがちですので、結果的には、能力検定試験の朗読パートの「講評」や「解説」に書かれているような減点ポイントにはまってしまうことがかなり多いです。
とにかくロシア語で作文するのが苦手
ほとんど、というか全ての受講生さんがこの悩みを抱えておられます。「読めるが書けない」「聞けるが話せない」といった具合です。
実際に簡単な文章を書いていただくと、
●完了体と不完了体の区別がなされていない
●時制的なバランスを欠いている
●書ける・話せる単語のレパートリーが極めて限定的
●動詞の語法の知識が乏しく、へんてこで意味不明な文になっている
こういった感じですので、3級試験なら何となく合格していたものが、2級試験ではいよいよ立ち行かなくなるといった悩みが増えてきます。
私の授業では、普段から、とにかく「日本語からロシア語に訳す」の訓練に終始一貫しているため、合格者の方々からよく「役に立った」というお声をいただきます。
今回の合格者の中にもレベルや進度の差やご事情は様々ですが、何はともあれ、合格されて、私としても幸せな気持ちです。
※現在、ロシア語の受講生様を追加募集しております。