イスラエルで拘束されていたロシアのハッカー、ブルコフ氏の身柄が米国に移送され、ロシア側は反発を強めています。ベスチ・イスラエル版が伝えています。
(ヴェスチ・イスラエル版より)
在イスラエル・ロシア大使館は、同国の最高裁判所が下した判決に対して「大変遺憾だ」とし、「イスラエルはブルコフ氏の人権を無視し、国際社会での責任を放棄した」との声明を発表しました。
(自由ラジオ より)
ブルコフ氏は2015年、テル・アビブの空港で米国の要請を受けてイスラエルが拘束した人物で、ロシア側はその後、逆にイスラエル国籍のイッサカル氏をモスクワの空港で「麻薬所持が発見された」として拘束し、ブルコフ氏とイッサカル氏の身柄交換を要求していました。
(独立新聞より)
今年10月、ロシア・イスラエル首脳会談がソチで行われた際、両首脳は”捕虜交換”に関する条件を話し合ったとみられています。
しかし、今回、ブルコフ氏の米国引き渡しが決定されたことを受け、今後両国の外交関係に亀裂を生じかねないと懸念されています。ブルコフ氏は米国では「サイバー攻撃」の容疑で提訴されています。