現役ロシア語講師によるロシア語勉強法

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ロシアニュース:ウクライナ東部。プーチン大統領の方が信頼されている。

親ロシア派勢力が事実上権力を握っているウクライナ東部のドンバス地域(ルガンスク、ドニエプル人民共和国)で、ウクライナの未来予測研究機関が世論調査を行い、ウクライナのゼレンスキー現大統領よりも、ロシアのプーチン大統領の方が支持率が高いことが明らかになりました。Ramblerなどが伝えています。

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(Ramblerより)

 

調査は「最も信頼できる政治家は誰か」という質問形式で行われ、1500人以上の人が回答し、「ロシア新聞」はプーチン氏の得票率が11.2%であったのに対し、ゼレンスキー氏への信頼度は1.3%だったと伝えています。

 

ドンバス地域の中の政治家に対する支持率でトップだったのは18年夏に爆殺されたザハルチェンコ氏(ドニエプル勢力の首長)で、6.7%でした。

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(アレクサンドル・ザハルチェンコ首長: RTより)

 

ドンバス地域はウクライナ東部にあり、ロシア系民族やロシア語を母語とする人たちが多く居住する地域です。

 

2014年にロシアがクリミア半島を編入して以降、同地域の親ロシア派武装勢力によるウクライナからの独立活動が活発化しました。

 

国際社会はプーチン政権がこの独立運動とウクライナの内戦を裏で支援しているとして非難しています。

 

今秋、同地域に「特別な地位」を付与するための選挙を実施する基本合意(シュタインマイアー合意)が露ウ間で交わされましたが、ウクライナ国内では、「プーチン氏(ロシア)側に有利な合意」としてゼレンスキー氏の政治手腕に対する不満の声が高まっています。

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(合意に反発する人々: DWより)