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露に引き渡された捕虜、ウラジーミル・ツェマフ氏がマレーシア航空機撃墜事件の正式な”容疑者”に認定

先日、ロシア・ウクライナ間で35人ずつの捕虜の交換が実施されましたが、ウクライナ側に拘束されていて、今回ロシアに身柄が引き渡されたウラジーミル・ツェマフ氏が、14年に発生したマレーシア航空機撃墜事件の正式な「容疑者」としてオランダ検察当局により認定されました。ramblerが伝えました。

 

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(ramblerより)

 

マレーシア航空機撃墜事件は14年にオランダから出発した旅客機がウクライナ東部を飛行中に地対空ミサイルによって撃墜され、約300人の乗客全員が死亡した事件。今年6月に国際合同調査チームがロシア人3名とウクライナ人1人を事件の容疑者と断定しました。

 

一方、ツェマフ氏は同事件の重要な”証人”であるとしてオランダ検察当局が、ウクライナ政府に同氏を国外に出国させないよう求めていました。このことでウクライナは捕虜交換の時期を遅らせたといわれています。

 

ところが、先日の露・ウクライナ間の捕虜交換で、同氏の身柄がロシア側に引き渡されました。ロシア側の強い要望があったと伝えられています。

 

欧州議会の議員のカチ・ピリ氏はオランダ紙のインタビューに答え、「ツェマフ氏のロシアへの引き渡しは、オランダ検察と事件の遺族にダメージを与えた。ウクライナは容疑者をロシアに引き渡したことにより、約束を守らなかったということになる」と答えました。

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(ANFより)