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中島です。
本日はバイナリーオプションの自動売買について、話していきたいと思います。
自動売買ツールの中身について
FXやバイナリーのプロトレーダーなら当たり前の話ですが、初心者が自動売買ツールを活用して勝つことはできません。
バイナリーで考えてみると、自動売買ツールやシグナル配信の中身のメカニズムは、所詮はインジケータの組み合わせで、あらかじめプログラムされた数値が揃った時に「買い」のシグナルを出す、というものです。
例えば、インジケータのボリンジャーバンド＋3σ(-3σ)とRSIの組み合わせで、「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を判断し、逆張りでエントリーするという鉄板の手法があります。こういったインジケータを複数内蔵し、あらかじめ設定された数値に達したらシグナルを配信し、場合によっては自動でエントリーするというものです。
インジケータだけでは勝てない
一見は理に適っているようなメカニズムですが、インジケータだけで勝ち続けることは絶対にできません。それは各々のインジケータが効果を発揮できるかできないかは、相場の局面に大きく依存しているからです。
つまり、Ａというインジケータを活用した手法はレンジ相場で効果を発揮するが、Ｂというインジケータを使った手法はトレンドが起きているときにしか有効でない、ということが往々にしてあるわけです。
このことの本質が理解できないまま、インジケータとその組み合わせをふさわしくない相場で使い続けると、当然ながら、負けが多くなります。
上記のボリンジャーバンドとRSIを融合させた逆張りの手法は、レンジ相場で効果を発揮します。逆に言うと、相場がトレンドの局面を迎えており、大きく上昇(または下降)している局面では、その相場が継続する時間が長いほど、連続で大きく負けてしまう可能性が高いです。
長い目で見ると、資金は減り続ける
ほぼ全ての情報商材のセールスレターでは、バックテストでの連勝を謳っています。もちろん、シグナル配信ツールに内蔵されているインジケータと、それが得意とする相場が上手く合致している局面でのトレードは大きく勝てると予想できます。
しかし、相場は必ず転換していきますので、毎日機械的にトレードしていくと、連勝するときと連敗するときの繰り返しで勝率は徐々に50%に接近していき、結果的に資金をすり減らすことになります。
どうすれば勝てるようになるのか
トレードで勝っている人は、「今がどの相場なのか」ということを把握しており、活用しているインジケータがその相場に適っているのかどうかを常に考えています。結局はトレーダーの裁量によるところが大きいのです。
裁量というのは、トレーダーの人間的な経験によるエントリーの判断能力のことです。プロのトレーダーであれば、相場を正しく把握したうえで、その場に応じたシグナル配信なり、自動売買ツールなりを限定的に活用しています。
初心者はやはり、裁量を練磨していく他がないと言えます。ライントレードや、相場に応じたインジケータの活用などの訓練で、経験的に感覚を掴んでいくことが重要です。
チャートを見て、レンジ相場なのかトレンド相場なのかが分からなければ、自動売買ツールの購入に高額を支払い、しかもトレードで資金を溶かすという二重苦を味わうことになってしまいます。
いかがでしたでしょうか。
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